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蒼穹ぬムリカ星~琉球的徒然草~

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奄美のシマ唄

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奄美シマ唄スナック(?)「来るだんど」に石岡春代さんが来ると聞き行って来ました。
石岡さんは、名古屋を拠点に活躍されている奄美の唄者さんです。昨年は奄美民謡界のホープ、中孝介さんとのライブで大阪にも来られました。

奄美民謡と沖縄民謡は音階も三線の弦も歌唱法も大きく違います。
なかでも自分が違いを感じるのは、奄美のほうが歌い手と聞き手との間の境界が薄いということです。
この日の主役は石岡さんですが、お客さんでも歌える人はハヤシを返し唄を返します。それがごく自然におこなわれ、上手下手など誰も気にしません。石岡さんも嬉しそうにお客さんの唄を聴いていました。いまでも歌垣の伝統が強く残っていることが伺えます。

ユンタ、ジラバ、モーアシビ・・・沖縄にも同じようなうに歌掛けの伝統があります。
「とぅばらーましょんかねーや言ずすどぅ主」
八重山の「とぅばらーま」で歌われる歌詞の一部で、誰であれ歌う人が主役という意味です。
でも、この「とぅばらーま」も「上手でないと歌えない」、島の人でさえそう思うほどの高級な唄になっています。まるでショーウインドゥごしに宝石を眺めるかのようです。

近年は舞台唄が主流となり、歌い手と聞き手とが明確に分かれる傾向が今後も強まっていく気がします。
by chunse | 2005-01-24 00:22 | ライブ・舞台雑感