おいしいカレー(5)
これだけいろんなカレーがあると、
多くの人がどこのカレーが一番おいしいのかと考えます。
ただ個人が自分の嗜好でランク付けすることは理解できるのですが、
普遍的なランク付けとなると、少し疑問が湧いてきます。
味の嗜好というのは人それぞれです。
慣れている味、慣れていない味ということもあります。
技術的なことによる美味い不味いは判断できても、
ある程度の領域に達したカレーになると、
インドカレーとスリランカカレーのどちらが
優れているかを議論するようなもので、
要は食べる人の好みでは・・・と思ってしまいます。
ときどき雑誌の特集なんかでやっている「カレーランキング」や、
マスコミおすすめのカレーなど実際に食べてみても、
「う~ん・・・」
ということが少なくありません。
なんだかんだと偉そうなことを言っても自分はカレーの素人なので、
カレー評論家の方の考えを聞いてみたいところです。
さて大々的に日本一のカレーを決めるカレーコンテストが開かれたとしましょう。
全国からおいしいと選りすぐられたカレーが集合しています。
会場ではお客さんも各出品カレーの試食ができます。
数々のカレーの中から厳粛なる審査の結果、
「キング・オブ・カレー」が一位に選ばれました。
選ばれたほうにすれば大変な価値と名誉があるものでしょう。
でも審査員が違えば結果はまた変わったのでは、
とか考えてしまいます。
「キング・オブ・カレー」だけではなく
「ラスト・エンペラーカレー」や「星の王子様カレー」、
そのほかにもいっぱいおいしいカレーが食べることができて良かった、
とそれだけで自分はけっこう満足です。
なのでコンテストの結果についてはあまり興味が沸きません。
「みんながおいしいカレーを食べられて、それでいいやん」
というだけでは済まないないのかなぁ、とか思ったりもします。
誤解されたくはないのですが
カレーコンテストが嫌いと言っているのではありません。
コンテストに向けて血のにじむような努力をおこなう出品者は
まるでスポーツ競技におけるアスリートのようですごいと思います。
自分の限界に挑む。
誰にでも出来ることではないですから。
ただこれをひとつのスタイルと割り切ってしまえればいいのですが、
コンテストの存在が大きくなりすぎて、
一位になるためにひたすら審査員向けのカレーをつくり、
審査員の評価のみに一喜一憂する。
それだけがカレーの全てになってしまうとすれば、
カレーの歴史や背景といったものが、
まったく関係なくなってしまうような気がして、
なんだか淋しい気持ちになります。
多くの人がどこのカレーが一番おいしいのかと考えます。
ただ個人が自分の嗜好でランク付けすることは理解できるのですが、
普遍的なランク付けとなると、少し疑問が湧いてきます。
味の嗜好というのは人それぞれです。
慣れている味、慣れていない味ということもあります。
技術的なことによる美味い不味いは判断できても、
ある程度の領域に達したカレーになると、
インドカレーとスリランカカレーのどちらが
優れているかを議論するようなもので、
要は食べる人の好みでは・・・と思ってしまいます。
ときどき雑誌の特集なんかでやっている「カレーランキング」や、
マスコミおすすめのカレーなど実際に食べてみても、
「う~ん・・・」
ということが少なくありません。
なんだかんだと偉そうなことを言っても自分はカレーの素人なので、
カレー評論家の方の考えを聞いてみたいところです。
さて大々的に日本一のカレーを決めるカレーコンテストが開かれたとしましょう。
全国からおいしいと選りすぐられたカレーが集合しています。
会場ではお客さんも各出品カレーの試食ができます。
数々のカレーの中から厳粛なる審査の結果、
「キング・オブ・カレー」が一位に選ばれました。
選ばれたほうにすれば大変な価値と名誉があるものでしょう。
でも審査員が違えば結果はまた変わったのでは、
とか考えてしまいます。
「キング・オブ・カレー」だけではなく
「ラスト・エンペラーカレー」や「星の王子様カレー」、
そのほかにもいっぱいおいしいカレーが食べることができて良かった、
とそれだけで自分はけっこう満足です。
なのでコンテストの結果についてはあまり興味が沸きません。
「みんながおいしいカレーを食べられて、それでいいやん」
というだけでは済まないないのかなぁ、とか思ったりもします。
誤解されたくはないのですが
カレーコンテストが嫌いと言っているのではありません。
コンテストに向けて血のにじむような努力をおこなう出品者は
まるでスポーツ競技におけるアスリートのようですごいと思います。
自分の限界に挑む。
誰にでも出来ることではないですから。
ただこれをひとつのスタイルと割り切ってしまえればいいのですが、
コンテストの存在が大きくなりすぎて、
一位になるためにひたすら審査員向けのカレーをつくり、
審査員の評価のみに一喜一憂する。
それだけがカレーの全てになってしまうとすれば、
カレーの歴史や背景といったものが、
まったく関係なくなってしまうような気がして、
なんだか淋しい気持ちになります。
by chunse
| 2007-07-09 11:56
| しまうた雑感