エイサー祭り(加筆)
大正のエイサー祭りに行ってきました。
毎年のように来ていますが、
12時の開演から20時半の閉幕まで観たのは、
今回が初めてです。
出演者たちはビジネスではなく「観てもらいたい」という純粋な想いで、
日頃練習してきた芸能を披露します。
有料の会場でみられるような厳しいルールーは特にないものの
多くの観客たちも数々の踊りや歌を純粋に楽しむという
暗黙のルールのようなものがあったように思います。
そして、会場全体をまったりした時間が流れていく雰囲気が好きでした。
しかし、数年前から観客の数が増えるにつれ、
そうした暗黙のルールの破綻が目立つようになった気がします。
以前から酔っ払ったおっちゃん2~3人がステージに乱入しては、
笑顔のスタッフに上手にステージ外に誘導されることはありました。
観客全体も「しょうがないな~」と思いつつ、まだ包容できていました。
「演舞している間はステージに近づかないで下さい」
と再三、アナウンスしているにも関わらず、
民謡酒場のノリで踊りたがる観客の数が非常に多くなりました。
しかも、「自分が主役!」と言わんばかりにわざわざエイサー演舞者に近づいて。
「苦難を乗り越えてきた地域の
おじい・おばあにも主役になって踊って欲しいという願いが・・・(略)。
太鼓のリズムに乗って、何も知らないヤマトンチュが出てきて走り回る。
そうすると、おじい・おばあ達は踊ることができなくなってしまう」
(パンフレット抜粋)
自分も沖縄好きの本土の人間なので、
ある意味同類ではありますが、
祭りの主旨を理解したうえで楽しみたいと思っています。
それだけに周囲の目をそっちのけで、
自分さえ楽しければいいという観客をみるのは辛いものがあります。
動画はこちらへ
by chunse
| 2008-09-16 14:20
| 行事・イベント